日韓の虹の架け橋

総務部長の独り言

まず、皆さまに質問をしたいと思います。
まだ正式にデビューしていないのに、すでにミュージックビデオYouTube再生回数が1億回を超えているアイドルグループがいます。何というグループでしょうか?
私世代(アラフィフ)以上の年代のかたは、分からないかたが多いかもしれません。
正解は、NiziU(ニジュー)です。
9人組のガールズ・グループで、全員10代の日本人ですが、実は、J.Y.Park(朴ジニョン)という韓国の有名プロデューサーによる、日韓合同オーディションプロジェクト「Nizi Project」によって結成されました。
なので、今までの日本のアイドルグループと違い、日本人のグループであるにもかかわらず、どこか「韓国風」であり、Kポップのアイドルグループの雰囲気があります。1万人を超える応募者から、オーディションを勝ち抜いただけあり、歌と踊りもクオリティ
ーが高い。また、メンバーの仲がいい。今、韓国で共同生活していることもあり、姉妹のような関係になっています。
私が彼女たちを知ったのは、高校生の娘が大ファンだからです。娘にとって同世代の女の子たち、もちろん才能はあるといっても、最初は素人だった彼女たちが成長していく姿を応援しつつ、9人が選ばれるまでのストーリーをテレビやネット動画で、娘はずっと追っていました。このように共感する女性ファンが多いのも特徴の一つです。
彼女たちが注目を浴びるようになったのは、J.Y.Park氏の手腕が大きいでしょう。厳しいことははっきり指摘しつつも、褒めるところはしっかり褒める。心に響く言葉を残して、まだ原石である彼女たちの美点を見つけ出し、ダイヤモンドへと開花させていくのです。
話は変わりますが、日本と韓国の関係を考えてみたときに、今は、「近くて遠い国」。
すなわち、「嫌韓」「反日」という言葉に代表されるように、決して仲の良い関係ではありません。政治の世界においても、「近くて近い国」になるのは、すぐには難しい気がします。
そういった中、若者の間では、防弾少年団、TWICEなどのKポップが人気であり、大人の女性の間では、相変わらず韓流のドラマは根強い人気があるようです。
J.Y.Park氏が日本にあえて手をだしたのは、市場規模に注目したことも理由の一つかもしれませんが、日本の音楽を若いころから聞き、日本文化にも造詣が高かったということです。また、あくまでも個人的な意見ですが、日本の女性にも良いイメージがあったのではないか、とも思います。
NiziUの名称が「虹」にもとづくように、このような文化的交流が、日韓問題を解決する橋渡しとなることを、ほのかに期待しています。(参考:日本テレビ、HULU)

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